Archives 記事一覧 動画ばなれ 「動画」全盛の今、問うてみる「言葉」の意義。行き過ぎた「知覚表象」の弊害、人の生の醍醐味かもしれない「想像表象」。 メディアボロス 〈メディアボロス(mediabolos)〉――メディア(media、媒体)とディアボロス(diabolos、悪魔)を合わせた造語。 日本、異次元の凋落 この期に及んで「空気」「人気」に耽溺する日本人。もうカタストロフィ(悲劇的な破局、大変災)しかないのか。 生存はもはやトレンドに 生存はもはや自由主義的に推奨されるトレンドになり果てたのか。文明人の生命はそこまで痩せ衰えている。 「心」の在り処 「心の危機」の時代。根本に立ち返り「心の在り処」をダンゴムシ!?に訊ねてみよう。 夕照の下り坂 2023年最後の記事。 ポルノクラシー2.0 「神経症としてのポルノ」、「恐れのポルノ」――「ポルノ」は今やクライシスに達している。 暮らしかる 兵庫県・丹波篠山城下町にある一棟貸切の宿『Taos』に思う、私が「暮し」にもとめるもの。 バーバリアン 人間は「思考する」というその特性に価値を見出さざるをえない。そんな方便としての価値すら、もはや危うい。 アオザメ 「速くてかっこいいものが好きだ」という線上にあらわれる「アオザメ」。 ゲリラ政治 政治の本性において、もはや政治は主体ではない。メディアクラシーのまやかしと政治の屍を越えてゆけ。 仕合せの刻 「ミッドライフ・クライシス」とは「幸せ」から「仕合せ」への転機の時機であり、それを促す危機でもある。 老災 「高齢者は集団自決」――問題はこの発言ではなく、相も変わらず薄っぺらな解釈しかできない世間。 自滅の刃 八百長文明では、信じられるものがない。強いて言えば「イマと、カネと、ジブンのみ」というのも無理はない。 熾想前野 無知の値 高度情報化社会などというものは、極度に頭脳に偏頗になり、捨象が過ぎたuso(嘘)verseである。 熾想前野 全球和合の愚 グローバリズムもナショナリズムも正解にはほど遠いが、どちらかといえばナショナリズムのほうがまだましか。 熾想前野 或る流転 魯鈍と紊乱、虚無と頽廃――重低なるものを認めよ。死に至る生成と発展の妖光を見よ。 ブラック企業の起源 企業は、世間は、なぜこうもブラック化するのか。ブラック企業の起源をさぐる。 浅瀬の鷺 人の自立、独立といえば、「経済的」自立、独立。「知的」自立、独立はどうなった。 虚飾症 ふつうに言えよ――そう言いたくなる気持ちをぐっと抑えつつ、失笑を禁じえない「ビジネス用語」について論じる。 明滅 可謬性を忘失するとき、人は野蛮になる。生の賭物としての危機を忘失するとき、人は魯鈍になる。人の目は節穴である。 電磁麻薬 麻薬的メディアがもたらす低下現象と注意残余で失うコストはバカにならないものである。 冬の申し子 機械の進化と人間の生的な頽化。AIは文明の冬の集合的無意識が孕んだ「冬の申し子」か。 空蜂球 ニホンミツバチに観る「ニホン」という位相。そこに生きる「ニホンジン」の危うい未来。2022年最後の記事。 ライフサイズ 現代人のライフサイズは拡張したが、萎縮もした。統治と被治の格差が拡大するなか、希望のあるライフサイズとは。 シープル おのれの精神の痛みすら戯謔と諂笑のうちに「錯視」しながら、「単純な情操」を食む「シープル」の群れ。 知の孤独 「知性が本来もっている孤独な性質」を隠蔽しつづけることもまた、知性の劣化のための運動のひとつである。 病葉 血液が身体の状態の多くを語るように、言葉は精神の状態の多くを語る。世間を頽廃させる、革新的言語の瀰漫。 知性の骨格 知性の危機の時代――瀰漫する「知的失調症」を、人の知性を骨格に喩え、論じてみる。 ブルシット ブルシット・ジョブだけではない。ブルシット化する世界にどう向き合うか。 スピリチュアルの不都合な話 端的に言えば、この世ならざるものによる(読解力の衰えた)現代人に向けた超わかりやすい悩み解決論か。 精神の母性原理 表現されたものが表現者の精神の質と違えることはないし、精神の程度を超えることもない。 人はずっと原始人のまま 「進化」はしても〈進化〉はしない。人はずっと原始人のまま。 頽化論 頽化――ふさわしい字は「頽」以外にないとの判断からの造語。「退化」よりも負価値、「劣化」よりも陰鬱な意味である。 認識村 人はめいめい「認識」の「村」で一生を過ごすことになる。地図にはない、不可視だが最大の影響力をもつ「認識村」とは。 衰滅前夜 なぜ日本は衰退するのか――問いを発したところで日本の運命が大きく変わるという段階にはもはやないのだがしかし…… 現代の筆工 2022年上半期、ビジネスシーンにおすすめの個人的ボールペンまとめ。 人間と現実の境界と限界 我々人間は「便宜的現実」に生きている。人間は「便宜的現実」しか現実と見做せない生き物である。 フレキシビリティ 多様性も持続可能性もいいが、そのまえに「柔軟性」。このことを先に議論しておいたほうがいい。 モノゴトノ見カタ 世間一般の「モノゴトノ見カタ」のなんと横着なことか。まるで少年誌の漫画である。 直観志向 私が信じているものは「直観」である。換言すれば、私が信じているものは「しっくり」である。 災後スタンダード 平時のあいだに「南海トラフ地震」にそなえる。思い立ったが吉日、善は急げ。「災後スタンダード」という新たな標準。 アートの裏面 「藤部恭代|インタタイダルワールド2022」における作家の藤部恭代氏との会話をもとに論を展開。 閑言|大上段からの愚痴・文句 くしゃみをがまんしたり、便意を抑えたりするのは身体によくないように、愚痴や文句も無理して抑えないほうがいい。 個人主義の解剖学 隠された「専制」という二文字を冠した「大主義」をまえに、個人主義はもはや利己主義ですらいられない。 知の型 武道に「型」があるように、知にも「型」がある。放縦に流れ危機に瀕した「知」の初歩に立ち返る。 脱結論 「結論はあれか、これか」――誰も彼も黒白をつけたがる。だからどっちつかずで右往左往することになる。 大混沌時代 真実の命に従わぬ「科学」。内実のともなわない「民主主義」。もはやトレンドになった「罪」。めちゃくちゃな世間。 都合のいい情報 都合のいい情報に気をつけろ!――情報バイアスと情報統制、情報リテラシーについて考える。 202Xからの共同体デザイン 日本の凋落で浮上するコミュニティ、協同労働の概念。労働者協同組合法の成立を契機に考える。 文化的知性と鬱 「無限」という無秩序と無規範の「鬱」からの脱却。カオスの時代における「文化的知性」の重要性。 統合失調症社会[II]国防編 居間と食堂は気にかけるが、鍵をかけたかどうかは一顧だにせず暮らす家族――それが今の日本だろう。 統合失調症社会[I]経済編 モジュール間が相互に絶縁され機能障害を起こした全体性なき全体、また、そのような思考が蔓延る社会の「経済」を考える。 消えたニュー・ノーマル 「ニュー・ノーマル」より「リターン・トゥ・(アブ)ノーマル」。繰り返される懲りない帰結。 進む言語破壊 はじめに言葉ありきとは新約聖書ヨハネ伝冒頭の言葉だ。言葉の頽廃が他の頽廃の根本的原因になっているのかもしれない。 フィジカルセンス 「感情」が涵養される時間も空間も「効率」の名のもとに切り捨てた現代。感覚と感情、物と人の関係好率を見なおす。 機動戦士ガンダム テクノロジズムの現代に、人の希望、いのちの象徴がテクノロジカリーに表されたもの、それが「ガンダム」なのではないか。 テクノロジーの進化という頽化 人間が技術の過剰性にしか「進化」を見出だせないのなら、それは頽化である。技術もまたニヒリズムに陥っている。 群衆心理と群衆の運命 ギュスターヴ・ル・ボンの名著『群衆心理』を参考にしながら、「群衆」の変えがたい性質と、そこからの運命を論じる。 感じる知性 来年のことを言うと鬼が笑うというのに、なぜ住宅ローンを完済する平均年齢は73歳にもなってしまうのか。 思考のルール化でけじめをつける 計画にはかならず時限を設け、思考はルール化する。3つのレベルの3つの歯車がかみ合い、目的を遂げるメソッドを紹介。 不確実な時代の活動デザイン 「不確実性」が標準となった今、あらゆる活動をリデザイン(redesign)する必要があるだろう。 箱庭生活主義 オサムシズム 小さな生活圏に合わせる箱庭生活主義「オサムシズム」。それはグローバリズムからの「浮揚」である。 アブナイ飛躍思考 世間にあふれる「正しい順序・段階をふまず先に進むアブナイ思考」を「飛躍思考」と名づけよう。 ショッピングモール構想 不確実性が増大する時代に、持続的な価値をもつショッピングモールとはどのようなものかを構想する。 理想のレトロゲーム機構想 ゲーム機が技術のデモマシンになりはてた今だからこそ、理想のレトロゲーム機を構想する。 ジャーナリズムの価値 何も変えない、変わらないジャーナリズムの淵源があぶりだす「失われた言語空間」というもの。 サムズダウン恐怖症 「サムズダウン(thumbs down)」、つまり親指を下に向けて否定の意をあらわされることへの恐怖症。 オフィスレイアウトアイデア コロナ禍というインパクトによって変化した空間的常識。これを機にオフィスレイアウトをより良く変えるアイデアを。 WARNING!!ロックイン 「ロックイン(lock-in)」という言葉をご存知だろうか。野外フェスティバル『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』のことではなく。 相性と戦術 時として、努力や才能、実績よりも強力にはたらくもの「相性」。人力のおよばぬ自然の数にどう臨むか。 アイデアダウジング 「アイデアのつくり方」より「アイデアとの出合い方」。「アイデアとは頭の中の出来事」ではない。 マインドマップのススメ メモやノートをもっと「実用的」にしたければ、ありきたりなリスト形式から「マインドマップ」形式へ。 パソコンのススメ コンテンツをミルからツクルへ。そのためのツールは、スマホではなく広い作業場をもつ「パソコン」だ。 秋影 その心 「秋を愛する」という観念には「侘(わび)・寂(さび)」という裏の観念があるのではないか。